拓友建設のブログ

高性能住宅+デザインの拓友建設が、家や暮らしのことを分かりやすく書くブログ

ホームページをまもなくリニューアル

新年が始まって3週間経ちました。お正月は「寒いけど、雪が少なくて楽だなあ」と思っていましたが、ここ数日はまとまった雪が降り、時には日中から吹雪になるなど、札幌の冬らしくなってきましたね。それに伴い、私も雪かきでちょっとした筋肉痛になりました。あと1ヵ月は大雪との戦いになりそうです。

現在、最後の仕上げ作業に入っています

さて、昨年秋から進めていたホームページのリニューアルがまもなく完成します。今月末にはおひろめできる予定で、今は制作会社と密に連絡を取って急ピッチで細かな修正をお願いするなど、最後の仕上げ作業を進めています。

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公開に向けて急ピッチで修正を進めている新ホームページ

トップページのイメージです。作業中で変更の可能性があるので、細かな部分はボカシを入れています。詳細はできあがってからのお楽しみです。

今までの当社ホームページは、住宅で言えば「リフォーム」を何度もやってきました。そうやってスマホ対応したりデザインを変えるなどして時代に対応してきました。しかし、施工事例など内容が古くなっているところがあり、当社の家づくりの特徴をもっとはっきり打ち出したいという思いもありました。そこで完全に作り直すことにしました。

現ホームページも、色合いやデザインなどは気に入っているため、見た目のイメージをガラッと変えることはしていません。その代わり、内容は大幅に拡充し、当社ならではの家づくりの考え方、お客様の詳細なインタビュー記事などを新たに入れました。さらに、スマホで見た時の読みやすさも重視し、制作会社にもお願いしました。

年末に制作中ホームページの全体像を見ることができたのですが、内容を確認して修正をお願いするのもなかなかたいへんでした。特にスマホで見やすいかどうかは、実際に自分のスマホで見てはじめてわかることも多く、パソコン上でスマホ表示にして見ていてもダメだと実感しました。

 

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新ホームページ、スマホでの表示イメージ

上記が制作中のスマホページです。スマホ画面の下に表示されている電話マークをクリックすると、当社に電話がかけられるようになっています。

また、となりの「問い合わせ」マークは、メールで問い合わせできるアイコンです。さらに、スマホはどうしてもページ内容が縦に長くなるため、いつでも最初のページに戻れるよう右端に「TOP」ボタンをつけました。これら3つのアイコンは、どのコンテンツを見ていても常に表示されるようになっています。

スマホ表示のページも修正作業中のため、中身の部分はボカシばかりで申し訳ありません。あと少しで公開できますので、もうしばらくお待ちくださいね。

これから家づくりを考えている方々へ

前のブログでも書きましたが、今後は新築した住宅をなるべくたくさんの写真や取材記事でみなさんにご紹介できるようにしたいと考えています。

これから家づくりを考えている方々には、その豊富な事例の中から「あ、こんな家いいな」という家を見つけたり、「自分に合った家づくりをやってもらえそうだ」と感じていただければ嬉しいです。お気軽にご相談・お問い合わせお待ちしています。

札幌で高性能・デザインも良い自分サイズの家 拓友建設今年の家づくりを振り返って(2)

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12月のブログは今年完成した新築住宅のハイライトをご紹介しています。

当社がこだわる高性能・高耐久な家づくりを進めながら、背伸びしなくても建てられる「自分サイズの家」を実現された2邸を紹介します。

○札幌市中央区 Y様邸

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閑静な住宅街の陽当たりの良い角地を購入されたY様ご夫婦。

「いい家を建てたい」と性能やデザインにこだわり、設計事務所に設計を依頼する家づくりを希望されており、当社にご相談に来られました。お話の中で、予算が足りているかどうか不安があることがわかり、どうすればいいか私も考えました。DIYがお好きで柔軟で合理的な考え方もお持ちでしたので、性能や耐久性を維持したままコストダウンをする提案をいくつかさせていただきました。

 

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キッチンの壁はDIYでタイルを施工する予定

その1つがタイル貼りやフローリング塗装など内装仕上げの一部をDIYでやっていただくこと。ガーデニングはもともとご夫婦でやる予定だったのですが、DIYの提案もおもしろがって受けてくれました。

 

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夫婦の寝室は間仕切り壁は天井までなくて開放的

また、寝室とリビングとの間仕切り壁は天井までカバーしていません。夫婦2人暮らしだから必要としていなかったのです。さらに、天井の仕上げは板張りで梁もむき出し。壁紙を貼っていません。写真で見てもおわかりかと思いますが、全然違和感はなく、ナチュラルな味わいがあります。こうした細かいことが全体のコストに効いてくるものです。

 

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天井を現しにし、窓は大開口スライディング

S様邸は、デザインや細かな仕様にも気を配っています。たとえばリビングの大きなテラス窓は、「YKK APW430 大開口スライディング」を使用しています。今までの引き違い戸と比べてわずか10分の1の力で開けられるため、女性やご年配の方でも負担がありませんし、なによりもトリプルガラス入りの高性能サッシなので窓際に寄ってもひんやりしにくいのが特徴。ローコスト住宅を建てる会社なら決して採用しないであろう高性能な製品です。

当社は、単なるコストダウン住宅は建てません。性能や耐久性、メンテナンス性、使い勝手などを考えてお勧めの建材や仕様を選んでいます。

外壁の一部は木材を使用しており、金属外装との組み合わせでモダンでナチュラルな雰囲気を出しています。

札幌市東区 S様邸

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ご入居前の外観。玄関周りに張った羽目板がアクセント

S様ご夫婦は、子育て世代。地下鉄の駅まで比較的近い郊外で家づくりを始めました。冬の暖房費が安く済む高い住宅性能や、2台分のカーポートなどのご要望をうかがって、これは予算オーバーになりそうだと直感しました。

 

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カーポート施工後の外観

そこで設計事務所とも相談し、施工だけでなく設計段階からコスト管理を厳密に行って、S様のご予算に近づけられるよう工夫しました。

 

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たとえば設計事務所が、子育て世帯が使いやすい汎用性のあるプランを考えました。札幌版次世代住宅基準のスタンダードレベルの性能(UA値0.28W以下)を維持し、夏の強い日差しを遮る軒の出の大きさの確保など、省エネで快適に暮らせる家づくりの基本は崩さずに進めていきました。

 

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リビングの横には和室。小さなお子様の遊び場など、多目的に使える

できあがった家は、多くの方にとって手の届く価格になりました。拓友建設の家づくりが広がりました。

こちらのS様邸も、後日インタビュー取材をして家づくりの細かなお話をホームページにも掲載したいと思っています。

 

*  *  *  *  * 

新型コロナウイルスの感染拡大はなかなか収まりそうにありませんが、きっとみんなが笑顔になれる日がやってきます。今年家を建てていただいたり、リフォームをお願いされたお客様、まことにありがとうございました。来年も性能とデザイン、使い勝手の良い家づくりに"全集中"して頑張りたいと思いますので、よろしくお願いいたします。

 

【年末年始の営業ご案内】

拓友建設では、令和2年12月28日(月)~令和3年1月6日(水)まで10日間お休みします。年始は1月7日(木)から営業いたします。

 

札幌で性能とデザインにこだわった家 拓友建設今年の家づくりを振り返って(1)

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T様邸外観

今年もあと少しとなりましたね。拓友建設でも新型コロナウイルス感染拡大の影響で、着工を来年に延期した方もいらっしゃるなど大変な部分もありましたが、今年は新しい家づくりに取り組み、お客さまにもお喜びいただけて充実した1年だったと思っています。

そこで、今年完成した新築住宅をご紹介し、どんな取り組みをしたのか振り返ります。1回目は、札幌版次世代住宅基準で最高ランクのトップランナーを申請中の住宅など、性能とデザインにこだわった家を紹介します。

 

札幌市西区 T様邸

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T様は、ご両親の実家近くにあるマンションに住んでいましたが、お子様が生まれたこともあり、実家の隣に自宅新築を決意。

建てる以上は、満足できるできばえにしたいと、プランも性能もこだわりました。

 

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玄関横にあるスキールーム

1階の玄関ホール横には趣味のスキールームを作りました。土足のままワックス掛けなどの作業をして、そのまま外に出られるつくりです。

 

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ダイニングには、L字型の大きなカウンターを造作し、廊下に目隠し代わりになる柱を並べて家事室やワークスペースとして使えるようにしました。これで自宅で仕事もできますね。

 

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キッチンを見てみましょう。木目がきれいに揃ったカップボードは、当別町にある「家具工房 旅する木」でT様がフルオーダーしたこだわりの一品。

クリの木(chestnut)を使い、見ているだけで惚れ惚れしてしまう素晴らしい仕上がりです。向かいにあるキッチンのタイルデザインも凝っていますね。

 

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キッチンのおしゃれなタイル

 

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木をたっぷり使った落ち着いた雰囲気のLDK

リビングにある大きなテラス窓のおかげで室内はとても明るくなっています。「YKK APW430 大開口スライディング」を使っています。トリプルガラス入りなので窓際に寄ってもヒンヤリしません。天井の仕上げは外壁の羽目板のような仕上がりで変わっていますね。これは今回初めてやりましたが、ダウンライトの光が映えます。

 

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リビングに隣接した和室を見てみましょう。上品なつくりですが、それだけではありません。畳の下には引き出し式の収納スペースがあります。しかも、この畳と収納は組み立て式で、取り外すこともできます。T様がご高齢になったとき、1階だけで生活するという将来も考え、プランニングしました。

 

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また、和室にある机を使って仕事もできます。畳を取ると、掘りごたつに足を入れるような感じになります。カラクリのような仕掛けは、来た人がきっとびっくりするでしょうね。

T様邸は、現在札幌版次世代住宅基準のトップランナーを申請しています。国が定めた断熱基準の2.5倍も高断熱で、国内の住宅としては最高レベルの性能です。当社ではこのような超高性能住宅を毎年建てています。

 

札幌市西区 S様邸

 

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S様邸外観

お子様が生まれたばかりの若いS様ご夫婦。落ち着いて子育てできる家を建てたいと考え、なかなか手に入りにくい市街地の一角にゆとりある土地を手に入れました。

 

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斜め45度にカットされたリビングは、太陽の光がたっぷり入る

しかし隣地との距離が近く、しかも高い塀があります。設計が難しい条件。そこで設計事務所が提案してリビングを斜め45度にカットしました。これで、眺望も少し開けますし、太陽の光も取り入れやすくなりました。

 

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間口のあるLDKで吹き抜けも設けましたので、構造上どうしても柱を入れる必要がありました。そこで、硬い感じがする角柱ではなく、丸太柱を入れました。角がないのでお子様にも安全ですし、柱があるという圧迫感も減らせました。

 

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キッチンは奥さまのご要望で凸凹のほとんどないフラットなデザインが魅力のパナソニック製に。グースネックの優美なデザインの水栓は、今話題のタッチレスタイプ。コロナ渦の影響で大人気だそうです。

 

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LDKには、続き間として洋室があります。ふだんはここを開けっぱなしで使う予定です。そうすることで広いLDKとして使えますし、採光もたっぷり取れます。

 

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浴室、引戸で仕切れる脱衣室、造作した洗面化粧台が並ぶユーティリティー。色合いが統一されていて、ホテルのように落ち着く仕上がりです。

 

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外観は、金属サイディングに玄関周りにブリックタイルを貼りました。細かい石がたくさん積み重なったこのデザインがアクセントとなり、高級感ある仕上がりとなりました。

 

【年末年始の営業ご案内】

拓友建設では、令和2年12月28日(月)~令和3年1月6日(水)まで10日間お休みします。年始は1月7日(木)から営業いたします。

建材メーカーもいろいろ考えている~Withコロナでの家づくり(2)

さて、先のブログではWithコロナの家づくりについて、家のプランニングをどうするかなど、まとめてみました。今回は、建材・設備メーカーが考えるWithコロナの家づくり提案を3つのポイントにまとめ、ご紹介します。中には、「それ、本当に必要?」というのもありますが・・・

 キーワード(1)「おうち時間の充実」

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ホームセンター恒例の春の園芸市(ホーマック様の2019年のツイッターから)

春先に札幌市内のホーマックに人がわんさか押し寄せたこと、覚えていますか?みなさんのお目当ては花や野菜の苗や、肥料などガーデニングに必要な資材でした。暮らしを楽しくしたい、充実させたいと感じたからでしょう。

そこで新築時の提案として各メーカーではワンランク上の水回りの採用を勧めています。ある意味、メーカーにとって売上げをよくするための都合の良い提案ですが、その内容に納得されるお客様も多いことも事実です。

たとえば、パナソニックのシステムキッチン「Lクラス」は最上級グレードですが、「idobata(井戸端)スタイル」というレイアウトを追加しました。在宅時間が長くなることで、家族みんなで料理作りを楽しんだり、鍋料理や鉄板料理など、みんなでワイワイやりながら食べる機会が増えると考え、キッチンに同時に2人が調理に立ってもぶつからないようにレイアウトを考え直したもの。

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SATIS Gタイプ(LIXILホームページより)

 

LIXILの「SATIS Gタイプ」は、トイレ空間の居心地の良さを追求。便利の座り心地を追求して大型化するなど、今まで考えていなかったような改良が加えられています。お値段も高級路線ですが、ショールームで一度座ってみるのも良さそうです。

キーワード(2)「抗ウイルス」

建材メーカーの抗ウイルスをうたう製品が急に増えました。以前から福祉施設や病院、文教施設などで抗ウイルス建材の需要はあり、各メーカーが開発していました。今回、コロナ渦の中でそれらが注目され、売上げも急上昇しているそうです。

ひとつの判断目安が、抗菌製品技術協議会(SIAA)の「抗ウイルスSIAAマーク」です。これは、特定ウイルスを24時間で99%以上抑制できる製品に与えられる認証です。

 

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抗ウイルスコート付の床材(パナソニックホームページより)

パナソニックが来年2月に発売する抗ウイルスコート床材「ベリティスフロアー」や、ウッドワン、朝日ウッドテックの一部の床材はSIAAを取得しています。

大建工業はドアハンドル、手すり、カウンター材などにSIAA取得した製品を揃えました。メラミン化粧板の大手メーカー・アイカ工業もSIAA取得した独自の抗ウイルス建材・「ウイルテクト」のラインナップを広げ、カウンター材、化粧板などを加え、専用のホームページまで作りました。

キーワード(3)「タッチレス」

LIXILは、センサーで自動的に湯水を出したり止めたりできるタッチレス水栓の売上げが今年4~6月期に大幅に伸びていることをニュースリリースを出してアピールしています。感染防止策の一つとしてタッチレス水栓が市場で評価されているのです。デザイン性と機能の両立を図った「ナビッシュハンズフリー水栓」の開発の苦労についても書かれています。

パナソニックは、新型コロナウイルス感染症専門家会議が提言したトイレの利用方法「便器洗浄は、トイレの蓋を閉めてから行う」を受け、用を足した後に自動で蓋を閉めて便器洗浄を行うというもの。さらに手を洗うときも自動的に水が出ます。これらの機能を装備した「アラウーノ」シリーズの新機種を年末から順次発売します。トイレ内でどこにも手を触れずに手洗いまで終えられるのは業界初です。

 

*   *   * 

コロナウイルス感染拡大によって家づくりの現場にもさまざまな影響が出ましたが、わたしたちもメーカーもさまざまな工夫や開発で乗り切ろうとしています。「こんなことはできないんじゃないか」とあきらめず、まずはご相談ください。新しい時代の家づくりをいっしょに考えてみましょう。きっといい家ができあがると思います。

 

札幌で家のプランニングはどうする?~Withコロナでの家づくり(1)

 

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最新の施工例

新型コロナウイルスの感染拡大、気になりますね。札幌や北海道の感染者急増は全国的に話題となっています。こういう時だからかもしれませんが、安心して暮らせる家づくりを考えている方は多く、当社では昨年よりもご相談件数が増えています。

家づくりで、お客様の不安を軽減するご提案はできないか。自分でも調べてみました。

「新しい生活様式」に対応した家のプランニング

政府は、新型コロナウイルス感染症専門家会議からの提言を踏まえ、新型コロナウイルスを想定した、感染拡大を抑えるための「新しい生活様式」を提唱しました。

https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000121431_newlifestyle.html

 

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厚生労働省ホームページより

それによると、3つの基本として、

1.身体的距離の確保 2.マスクの着用 3.手洗い を挙げています。

マスクの着用は、家の作りとは直接関係ありませんが、「1.」と「3.」は家のプランニングで十分考慮することが可能です。

まず、リビングやダイニングなど、家族が集まる場所では十分な換気の確保と、対面式キッチンの場合はカウンターテーブルを設けてダイニングテーブルと別に食事できるようにするなど、家族同士が時には離れても食事できるスペースづくりもご提案できます。

換気の確保という点では、高性能な換気システムを採用するだけでなく、食事で家族が集まるときはキッチンのレンジフードを回しっぱなしにして室内の空気を早く入れ換えることも必要かと思います。とはいえ、札幌の冬は寒いのでほどほどにしないと家の中が冷えますね。そこで、セントラル換気システムとは別に、ダクトレスの熱交換換気をリビングやダイニングに1セット設置するという方法もあります。熱交換換気なら室内にひんやりした空気がたくさん入ってくるということはありません。

 

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1階ホールに手洗いを設けている(拓友建設施工)

手洗いに関して政府の提言では、手洗いは30秒程度、顔も洗い、石けんも併用することが望ましいそうですので、洗面所以外に独立した手洗い場所を設けるのが良いと思います。そこで、玄関ホールに小さな手洗いを作れば、外出から家に戻ったとき、必ず手を洗う習慣が身につきやすくなります。スペースも意外に取りませんし、便利ですよ。

出社せずに働く

また、今年話題になったのが「テレワーク」「在宅勤務」というキーワード。人が密になる札幌中心地への通勤を避け、自宅で働くという働き方です。

実際、ZOOMなどのビデオ会議サービスと、インターネットをフルに活用して自宅で仕事された方も多いと思います。

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キッチンカウンター横にちょっとした書斎スペースを設ける(最近の施工例から)

家づくりに関して言えば、独立した書斎を最初から計画されていた方は、そこでお仕事されるのが一番いいでしょう。しかし、書斎を予定していなかった場合は、キッチンカウンターの横の家事スペースにルーバーのような目隠しを入れて (上の写真をご覧下さい)、テレワーク用途にも活用するご提案ができます。

また、自宅で働くということは、インターネット回線の確保が重要になりますので、家の中をどこでも高速回線で使えるためにLANの配線をあらかじめしておくとか、モデムやルーターなどの置き場所を目立たない場所にどう確保するかなどを検討する必要があります。

木の外壁の家が建てやすくなります!

注文住宅は、デザイン、間取りはもちろんこと、使う材料も自由にお客様が選べます。ですから、1棟1棟すべて違うのが当たり前です。外壁は窯業系サイディングが一般的ですが、金属サイディングや板金を外壁材として使うこともよくあります。

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最近の拓友建設の家。玄関ドアの横、窓の横に木の外壁を使っています

木の外壁は人気だけど燃えやすい!?

そんな中、根強い人気があるのが木の外壁です。ほんものの木の持つ温かみ、質感は人々をホッとさせます。特に、家が建て込む市街地では、無機質なコンクリートのマンションやアパートなどが建ち並ぶ中、木の外壁が欲しくなります。

しかし、木は「燃えやすい」という性質もあり、住宅密集地で使うには条件がありました。こうした地域は「準防火地域」や「22条地域」という指定が札幌市から出され、隣接する住宅が火事に遭ったときに一定時間火が室内まで回らない構造にする必要があったからです。そこで木に難燃処理を施したり、あるいは断熱材に指定の材料を使ったり外壁下地材に不燃材料を使うなどの方法でクリアしていましたが、自由度が高い仕様とは言えませんでした。

北総研から良い知らせが!

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ポリスチレンフォーム仕様の防火木外壁構成(北総研資料より、一部改変)

そんな時、良い知らせがありました。

北海道立総合研究機構(道総研)・北方建築総合研究所(北総研)が不燃下地材を施工しなくても木の外壁材を使った住宅で30分防火構造国土交通大臣認定を開発したのです。SHSでおなじみの「スタイロフォーム」に代表される押出スチレンフォーム断熱材を付加断熱材として使用する「北総研防火木外壁(PS仕様)」です。北総研から技術移転を受けた押出発泡ポリスチレン工業会が認定手続を進めており、それが認められたのです。

認定がとれた構造は、室内側に厚さ12.5mmの石こうボードを張り、柱の間に断熱材としてグラスウール、あるいはロックウールを厚さ100mm以上を充てん、構造用面材として厚さ9mm以上の合板を張り、付加断熱材としてスタイロフォームのような押出スチレンフォームを厚さ20mm以上張り、通気層18mm以上を確保したうえで木材による外装仕上げを行うというもの。文章にすると長いので、上の図を見ていただいた方がわかりやすいと思います。

拓友建設でも石こうボードは厚さ12.5mmのものを使いますし、構造用面材も厚さ9mm品を使っていますから、当社の標準仕様で問題ないのです。

スタイロエースIIもスタイロフォームFGも使える

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拓友建設の現場の一例。スタイロエースIIが張られています

設計の自由度が高まる認定内容に、「現場のことをわかっているな」と感じました。断熱材は性能ランクに関係なく、現在市販されている製品であれば使用可能。つまり、スタイロフォームもスタイロエースIIもスタイロフォームFGもすべて対象です。外壁材として使う木材も、道南スギやトドマツ、カラマツなどの道産材や、輸入材のSPFなど、働き幅100~240mm、厚さ15~30mmであれば使えます。木材の張り方も、羽目板張り、大和張り、下見板張りのいずれもカバーし、塗装も可能です。

コスト面と施工性でも魅力

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玄関横に木の外壁を使うだけで家の雰囲気が変わります(10月完成したばかりの住宅です)

コストや施工面で言えば、外壁の下地材として、石こうボードやセメントボードなどの不燃材を使わなくても良いと認定されたのが最大のポイント。施工性が良くなり設計もしやすくなります。北総研は北海道が道民の住宅の質向上のために作った組織で、わたしたちのために地道に研究してくれていることがわかります。心の中で大きな拍手をしています。

ちなみに、北総研の実験では、押出ポリスチレンフォームを使った構造体は30分どころか47分も防火性能を保持できたそうです。かなりの余裕を持った認定です。

北総研では、「防火木外壁の大臣認定取得によって道内の住宅会社を通じた木外装の魅力ある建築デザインの幅広い普及や、建築物への道産木材利用促進、道内の森林資源の循環および地域産業の振興といった効果が期待できる」と言っているそうです。

拓友建設でも、道南杉や道産カラマツなどを外壁材として使うことはよくありますし、ガルバリウム鋼板を外壁材として使う住宅にも玄関まわりにこうした木板外装を使うこともよくあります。これからは、建築場所に関係なく木の外壁の提案がやりやすくなります。